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ラニーニャ現象ほぼ終息 世界気象機関が発表

 世界気象機関(WMO)は23日、南米ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象がほぼ終息したと発表した。現在のところ、今年後半にかけて、ラニーニャ現象や、逆に海面水温が高くなるエルニーニョ現象が発生する兆候は見られないが、さらに1〜2カ月間の観測を経て見極めたいとしている。

 今回のラニーニャ現象は昨年夏以降発生し、日本をはじめ北半球で記録的猛暑となったほか、パキスタンでは洪水を、ロシアでは干ばつを引き起こしたとされる。

 ラニーニャ現象による大気への強い影響は4月末まで続き、現象自体が終息しても大気への影響は今後2、3カ月は続くとみられる。MSN産経ニュース 2011.5.23