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猛毒キノコ 滋賀で拡大 カエンタケ、ナラ枯れ影響か


 猛毒のキノコ「カエンタケ」が今年に入り、滋賀県内の各地で確認されている。広葉樹のコナラが枯れると根の近くに生えるキノコで、発生の広がりは「ナラ枯れ」の拡大が背景にある。秋のキノコ狩りシーズンを前に、県は注意を呼び掛けている。

 県によると、カエンタケは手の指のような形で高さが3〜15センチ、太さは鉛筆ぐらい。表面は赤色。6月から10月末にかけて、広葉樹林内に生える。キノコの汁に触れただけで皮膚が炎症になり、食べると全身の炎症などが起き、致死量は3グラム。1999年に新潟県、2000年には群馬県で死亡中毒事故が起きたという。

 今年は大津、野洲、高島の3市でカエンタケが見つかっている。県森林センター(野洲市)周辺の県有林では8月上旬に50〜60株を確認。大津市龍谷大瀬田キャンパスの西隣にある同大学所有の森でも7月下旬、7〜8株が見つかり、森の入り口に注意喚起の看板を立てた。

 2カ所とも昨年から、カシノナガキクイムシが持ち込む病原菌が原因の「ナラ枯れ」が広がっている。県内のナラ枯れ被害は00年度は4・38ヘクタールだったが、10年度は22・96ヘクタールに増えており、龍谷大理工学部の宮浦富保教授(森林生態学)は「確認されている場所以外にも、発生地は多いのでは」と懸念する。
京都新聞 2011年08月25日

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