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開花時期のズレ「桜守」が警鐘 「自然界全体に影響及んでいる」

地球温暖化の目撃者:/9 

 佐野藤右衛門さん(83)は、造園業16代目、約200年前から京都の仁和(にんな)寺で庭の手入れをしていた家系です。かつて日本では、桜の開花を田植えや漁業の目安に使い、人の暮らしに溶け込んでいました。佐野さんは祖父の代から「桜守」として日本の銘木といわれる桜を訪ね歩き、後世に残しておこうと自宅の敷地に何百種類もの桜の苗木を持ち帰り、育ててきました。毎日新聞 2012年1月9日 東京朝刊