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アカウミガメ:屋久島の産卵率が低下 過去10年間で最低に

 絶滅危惧種アカウミガメの北太平洋最大の産卵地・鹿児島県屋久島町の永田浜で昨年、1回の上陸で産卵を成功させる割合を示す産卵率が前年比5・9%低い39・7%で、過去10年間で最低だったことが、NPO法人屋久島うみがめ館の調査で分かった。約20年前に比べ3〜4割低くなっており、砂浜の減少や見学者の増加により、産卵環境が悪化していることが要因とみられる。無事、海に帰る子ガメの数は産まれた卵の半数に及ばず、同館は「ウミガメの減少につながる恐れがある」と警鐘を鳴らしている。毎日新聞(web版)2012-02-23