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「チュウヒ繁殖地を破壊」 木曽岬干拓地メガソーラー 野鳥の会が反対

 日本野鳥の会三重(平井正志代表)など三団体は二十七日、県が進める木曽岬干拓地への大規模太陽光発電所(メガソーラー)の誘致に対し、絶滅危惧種のチュウヒが繁殖する湿地を破壊するとして、反対意見と公開質問状を鈴木英敬知事に提出したと発表した。

 意見書では、チュウヒが毎年、繁殖行動に入っているとして、「都市近郊にこのような場所があるのはきわめてまれで、環境教育にはうってつけの場」とし、「新規の事業を行うのであれば環境影響評価をやり直すべき」と求めている。

 また、「木曽岬干拓地は水面下一メートルの土地であり、ポンプによる排水により維持されている」「地震に津波が加わればさらに大きな被害になる」と立地に懸念を示している。

 質問は、①今後、チュウヒの繁殖ができるか②メガソーラーの設置場所として地震などの災害に耐える場所か―の二点を挙げている。伊勢新聞2012-02-28