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利根川水系汚染で、原因物質を規制へ 環境省

[公害・汚染]
 利根川水系の浄水場で基準値を超える有害物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、環境省は19日、有識者会議を開き、原因物質のヘキサメチレンテトラミンを水質汚濁防止法の指定物質とし、規制対象に加える方針を明らかにした。

 ヘキサメチレンテトラミンは、樹脂の硬化促進剤や医薬品の原料などに使われる有機物で、塩素と反応してホルムアルデヒドが生成される。規制されれば、事故が起きた場合、排出事業者が応急措置や、都道府県への報告を義務づけられる。

 今回の問題は、群馬県内の産業廃棄物処理業者がヘキサメチレンテトラミンを含む廃液を十分な処理をせずに河川に流出させたとみられている。2012.7.19