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マダガスカルのヤシの木固有種、80%余が絶滅の危機

 各国政府機関や非政府組織(NGO)で構成する国際自然保護連合(IUCN)は17日、「生物多様性条約第11回締約国会議」(COP11)が開かれているインドのハイデラバードで記者会見し、インド洋の島国マダガスカル島で調査したヤシの木の固有種192種のうち83%が絶滅の危機にひんしていると発表した。

 食料や建築資材にするため住民が無計画に伐採していることが原因。2009年にラバロマナナ大統領が反政府勢力により辞任に追い込まれて以来、政情が安定せず、自然保護に必要な措置がとられていないとしている。(ハイデラバード 岩田智雄) NHK News.,2012.10.18