自然と環境 

バイオ塾情報創庫DB

「逆行する悪法」と批判

 世界最大の熱帯雨林を抱えるブラジル・アマゾン地方で、小規模農家による森林伐採を一部容認する「森林法」が25日、ブラジル下院を通過した。近年、人工衛星などを使った違法伐採取り締まりの強化で森林消失面積が減少傾向にある中、環境保護団体は「逆行する悪法」として批判している。

 森林法は小規模農家の生活保護が主目的で、丘の上などでの伐採を容認。ただ広大なアマゾンを完全に監視することや、小規模農家による伐採かどうか判別することは難しいため、違法伐採が再び拡大するとの懸念が強い。上院は既に法案を承認済み。

 ブラジル・リオデジャネイロでは6月に「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が行われる予定で、ホスト国として環境への取り組みをアピールしたいルセフ大統領が、法案の一部に拒否権を行使するとの見方も出ている。共同通信47News.,2012.4.26