自然と環境 

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2009-01-01から1年間の記事一覧

マングローブ天然林の炭素固定機能および有機物分解機能の評価

代表者:田淵 隆一 2005年度 研究成果報告書概要 ポンペイ島マングローブ林はI.Rhizophora stylosa群落、II.sonneratia alba群落、III.rhizophora apiculata・Bruguiera gymnorrhiza群落の3タイプに大別され、I、II群落は高密度の支柱根や呼吸根で特徴づけら…

熱帯林「6割消える」 今世紀中に保全策を/国際研究チーム

森林保全対策を取らないと、今世紀末までにアジア、アフリカ、中南米に現存する熱帯林全体の63%が破壊され、山火事や焼き畑によって大気中に放出される二酸化炭素(CO2)は炭素換算で1755億トンに達する可能性があるとの試算を、米国、英国、オー…

地球環境における土壌微生物の役割

古賀 邦正 熱測定, Vol. 34 (2007) No. 2 pp.77-86 地球温暖化に伴い,大気中のCO2のマテリアルバランスに注目が集まっている。土壌は大気の2倍の有機物Cを貯蔵する,一方,土壌呼吸によってCO2を大気中に放散している。 http://jpan.jp/?riibs09122701

明らかになる温暖化捏造のからくり

ロシアの経済研究所は最近、英CRUが温暖化を「立証」した際、ロシアの観測地点のうち、20世紀末に温暖化傾向を示していなかった地点の気温データをすべて排除し、ロシア全体の25%の観測地点の気温データだけを使って、ロシアの気温が上昇しているか…

COP:新組織の創設 日本政府が提案へ

小沢鋭仁環境相は25日の閣議後会見で、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)で「ポスト京都議定書」の枠組みなどを提案する新組織の創設を日本政府として提案する方針を明らかにした。 http://mainichi.jp/select/science/news/20091226k0000m04012…

温暖化を生き抜くため、陸上生態系は年420メートル移動する必要

米カーネギー研究所(Carnegie Institution)によると、陸上生態系は快適な地域で生息するために、涼しい地域に向かって年平均420メートル移動しなければならなくなるという。 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2677889/508…

何も決まらなかったCOP15。国内議論深めるチャンスに

ポスト京都議定書の国際的な枠組みを議論した国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議 ( COP15)は、かろうじて決裂を回避した。 しかし、今後の国際交渉の道筋は不透明のままだ・・・ http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20091222/102934/

消えたミツバチ

アメリカの新聞には、2年近くにわたり不吉な見出しが躍っている。不可解な病気、蜂群崩壊症候群(CCD)を伝える記事だ。CCDが原因で多くの作物の受粉を助けるミツバチが壊滅状態にある。ミツバチが消えれば、田畑は不毛の地となり、経済が崩壊し、食料不足…

海洋CO2の測定:地球上炭素状態のより正確な把握に向けて

フランスからCNRSとパリ第6大学(UPMC)の研究者が参画する国際研究チームが、海洋によるCO2の吸収状況の推定を目標にした総合的方法を開発した。 http://crds.jst.go.jp/watcher/data/807-003.html

被覆植物で脱温暖化 炭素貯留効果を確認/中央農研研究会

農研機構・中央農業総合研究センターなどは18日、カバークロップ研究会を茨城県つくば市で開いた。地表面を覆う被覆植物のカバークロップが、温暖化防止や雑草・病害虫の防除、土壌保全、景観形成など多くの機能を持つ研究成果を報告した。 日本農業新聞(…

COP15閉幕―来年決着へ再起動急げ

コペンハーゲンで開かれた国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は、決裂寸前の土壇場で主要国が何とか政治合意をまとめた。全締約国がこれに「留意」することで一致したが、温室効果ガスの排出削減をはじめ重大な懸案を来年に持ち越した。 http…

COP15 合意文書を承認、採択見送り決裂回避

2009年12月20日 国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は19日、2013年以降の地球温暖化対策の国際枠組みの骨格を示した政治合意文書「コペンハーゲン合意」を採択できず、承認にとどめて閉幕した。 http://www.asahi.com/eco/TKY20091219028…

COP15:政治合意採択へ 途上国の削減促進盛り込む

国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は19日、政治合意である「コペンハーゲン協定」などを採択して閉幕する。協定には、中国が06年に米国を抜いて世界一の排出国となるなど途上国の排出量増加が地球環境に与える影響を考慮、京都議…

【インドネシア】大統領、来年から年50万ヘクタール植林

欧州歴訪中のユドヨノ大統領は15日、ドイツで講演し、来年から毎年50万ヘクタールの植林を行うと明らかにした。2020年までに13億1,000万トンの二酸化炭素を森林で吸収する計画で、同年に05年比で温室効果ガスを26%削減する目標を後押しする。12月17日NNA ht…

森林樹木の生理と生態

鈴木 健夫 化学と生物, Vol. 31 (1993) No. 9 pp.621-626 http://jpan.jp/?riibs09121401

COP15開幕、写真で見る世界の環境のいま 【増補版】

国連気候変動枠組条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)がデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で12月7日に開幕した。ここに、世界の環境の今を物語る写真を集めた。 http://www.afpbb.com/article/envi…

100年に1度の巨大な氷山、オーストラリアへ漂流中

香港(Hong Kong)・香港島の約2倍近い巨大な氷山がオーストラリアに向かって漂流していることが確認され、科学者らは9日、100年に1度の世紀のイベントだと語った。 オーストラリアの氷河学者、ニール・ヤング(Neal Young)氏は衛星写真を取り出し、オース…

日本、COP15で「化石賞」 NGO「交渉阻んだ」

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に参加している国際的な環境NGOは12日、日本が交渉進展を阻んだとして「化石賞」を贈った。交渉のたたき台である国連作業部会議長案が、温室効果ガス排出の削減を先進国にだけ義務づける京都議定書を、…

科学史上最悪のスキャンダル?! "Climategate"

既に海外のメディアでは大きく取り上げられており、日本でも数々のサイトで取り上げられていることなのでご存知の方も多いかと思いますが、去る11月に起きた、「Climategate事件」についてのつぶやきです。 http://www.chem-station.com/blog/2009/12/-cli…

COP15:中期目標4案を提示…政治合意へたたき台

議長案によると、50年までの長期目標は、世界全体で少なくとも90年比50%減▽85%減▽95%減−−という3案を提示。先進国に限れば▽75〜85%減▽少なくとも80〜95%減▽95%以上減の3案となる。削減目標の基準年は米国などが主張している「0…

21世紀、10年間の気候変動

John Roach for National Geographic News (December 11, 2009) 10年前には遠い未来の問題だと考えられていた世界的気候変動が、予想以上に早く到来したようだ。この10年で、特に南極の氷床の融解と北極の氷河の後退が予測以上のスピードで急激に進んでおり…

米EPA、温室効果ガスを「有害」認定

米環境保護局(EPA)のLisa P. Jackson長官は12月7日、二酸化炭素(CO2)やメタンなどの温室効果ガス(GHG)が人の健康に有害な物質だとする認定結果を発表した。同時に、自動車から排気されるGHGが有害と認定した。 GHGは温暖化の主因となって弱者の健康を…

湖に浮かぶ「CO2キューブ」、コペンハーゲン

デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)の聖ヨーゲン湖(St Jorgens Lake)に設置された「CO2(二酸化炭素)キューブ」。この立方体は、1人が1か月間に排出する二酸化炭素の量を示している。 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/enviro…

◇低炭素経済に動き出す中国◇ 経済発展との両立を目指す

中国の新たな国際戦略 歴史的累積排出量という考え方 「低炭素経済」という用語が中国で頻繁に聞かれるようになった。先頃、中国・北京で開催された国際会議は「International Conference: Low-Carbon Economy - Actions and Cooperation」、ずばり「低炭素…

絶滅危惧種を守る農業に

アイルランドの科学産業環境(下) キーロン・オキーフ 環境省 科学・生物多様性部長 寒暖の差が小さく年間降雨日数が多いアイルランドは緑が豊かな国だ。だが、農業が盛んなこともあり、原生林はほとんど伐採されてしまった。名古屋市で来年十月開かれる「…

COP15開幕、写真で見る世界の環境のいま

国連気候変動枠組条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)がデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で12月7日に開幕した。ここに、世界の環境の今を物語る写真を集めた。 http://www.afpbb.com/article/envi…

世界の泥炭地から大量のCO2 バイオ燃料開発などで

バイオ燃料の原料にもなるアブラヤシの農地開発などのために泥炭地を乾燥化させることで、2008年に世界の泥炭地から、日本の1年間の温室効果ガス排出量に匹敵する約13億トンの二酸化炭素(CO2)が大気中に放出されたとの報告書を、湿地保全に取り…

資源ウォーズと地球と生態系 消えたナスカ人の教訓 

谷口正次 森林伐採、やがて乾燥、食料難 英ケンブリッジ大学の最新の研究で、ナスカ文明の滅亡を早めたのは森林破壊だったことが明らかになった。1500年前に消えたペルーの砂漠地帯で地上絵を描いたナスカのミステリアスな人たちのことである。 http://eco.n…

西・南日本のツキノワグマ、DNA多様性を失う

2009年12月5日 ツキノワグマの遺伝グループの分布状況=森林総合研究所提供(青が東日本、緑が西日本、赤が南日本) 日本のツキノワグマが、長く国内に生息する間に遺伝子レベルで東日本と西日本、南日本の三つに分かれて進化し、そのうち西、南日本で遺伝的…

たとえ一人になっても熊と森の命を守りたい 日本熊森協会の軌跡

熊木秀夫 日本熊森協会は、森山まり子さんを会長に1997年に実践自然保護団体として創立された。それから11年後の2008年4月13日第11回総会で、北海道から鹿児島まで218名の会員が、本部のある兵庫県尼崎市の記念大会会場に集まった。この間…